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2020年7月5日 #鳥取 #コロナ コロナについての独り言

2020年7月5日 #鳥取 #コロナ コロナについての独り言

 

7月2日 鳥取市 コロナ感染判明者(鳥取市で3例目・鳥取県としては4例目)が1名ありました。

直近のニュース(7月5日現在)によると、この感染者の接触者240名に対してPCR検査を実施したところ、全員が陰性であったようです。

潜伏期間の可能性もあるため、これらの方には、2週間程度は自宅待機をしていただきたいものです。

さて、鳥取市内においては、これまで3例のコロナ感染者が判明しました。

① 1例目 砂の美術館関係者(鳥取市関係者)

② 2例目 NHK職員(国営放送)

③ 3例目 鳥取市若葉保育園職員(鳥取市職員)

NHK職員は、公務員ではありませんが、近い立場と言えるので、鳥取市における感染者は、ほぼ、公務員と言ってもいいような気がします。たまたまとはいえ、確率的にはあり得ないものです。

SNSなどのサイトを見ると、今回の感染判明にあたっては、『保育士のくせに、この時期に東京に行くな!』などの書き込みも散見されます。敢えて、感染者を中傷するようなことは自重したいと思いますが、立場をわきまえた方であったとは到底言えません。

 

小さいながらも会社経営者としては、『コロナ感染』に関しては非常に気を使います。自分自身だけでなく、会社のスタッフが感染したら、それは、会社の倒産につながります。非常事態宣言の解除がなされましたが、コロナ感染のリスクがなくなったから解除したというわけではなく、長期化する自粛や休業を何とかしようとする意図に基づいて解除したということは明らかであり、自身の行動如何によっては感染する可能性があるということは、容易に予見できます。

私事、7月下旬の連休には、軽井沢などの小旅行を予定していましたが、非常事態宣言解除後にその予約をキャンセルしました。自分自身のすべてを失くす・スタッフの職場を失くすというリスクを考えると、安易に娯楽旅行などするわけにはいきません。

鳥取市の経営者の多くは、同じように考えているのではないかと思います。そういった面から考えると、今回の男性保育士は、公務員だから安易に旅行ができたんだろうなと思ってしまいます。

 

日本は、欧米諸国と比べると感染拡大も少なく、死亡者数も少ないと報道されます。数値的にはそのような状況なのでしょうが、『単によそと比べてどうか』というだけで、意味のない報道であると思います。その死亡者が自分であったり、自分の家族であったなら、僅か1人の死亡者でも当事者にとっては大変なことで、対岸の火事というとらえ方でなく自分自身のこととしてとらえるべきです。また、政府や自治体の政策によってコロナ拡大を抑えているわけではありません。たまたま日本では欧米諸国のような被害が発生しなかったにすぎません。

3月に喜劇王と言われる志村けんさんがコロナで亡くなり、4月には女優の岡江久美子さんが亡くなった時には、日本国中が極めて大きな衝撃を受け、コロナに対して恐怖を感じたことと思います。

現時点でも、この未知のウィルスの詳細も解明できておらず、治療薬やワクチンも開発されていないので、状況は変わっていません。感染者も多少は減少したものの、完全になくなったわけではありません。ここ数日は、非常事態宣言の時と同じような感染拡大状況になっています。数か月前に恐怖を感じた時と同じ状況であるのに、なぜ、その恐怖心を失くしているのか甚だ疑問に思います。

 

『コロナで死ななくても、経済で死ぬ。』とよくわからない政治家やワイドショーのコメンテイターが発言することがありますが、『経済で死ぬ。』とは、金銭的な補償で解決することができるものであって、国や自治体が何とかしようと思えば防ぐ方法もあります。

『コロナで死ぬ。』ということは、現在の医療では、医師や医療関係者が全力を尽くしても防ぐことができないものであり、経済による死と同等であるわけがありません。

何かしら政治的な意図があって発言しているのであろうと思えて仕方がありません。

コロナの終息は、これまでのような漫然とした対策では解決できるものではなく、治療薬やワクチンが出来るまで、継続していくものです。

今後も感染者数は増減をし、一喜一憂する状態が続いていきます。多少感染者が少なくなったといえども、撲滅したわけではないので、継続して感染防止に努めていく必要があります。

 

ところで、新型コロナに対する保健所や厚生労働省の施策には、甚だ疑問があります。最近まで、PCR検査が非常に受診できない状態になっていたこともその一です。また、『感染者の2割しか、他人に感染させない。』など誤解を与える表現を用いて、いたずらに安心感を与えるような報道をを行っています。『10人が感染しても、その中の二人しか他の人に感染させないんだー。』『コロナは、感染能力が乏しいんだー。』というように感覚的に受け取っている人がいるのには驚きました。少し解説すると、これは多くの人が他人に感染させないように注意した結果、統計的に2割程度の人から感染しているということであって、どの感染者からでもウィルスをもらえば100%感染します。報道するならば『感染者が自粛したり、外出を控えたことによって、感染した方が全員感染を広めるのではなく、だいたい2割くらいの方が感染を広めているという統計があります。』などとした方が誤解が生まれないと思います。『印象操作』という言葉は、現政権になって頻繁に使用されるようになったと思いますが、これも、『印象操作』の一なのでしょう。

 

今回の鳥取市の3例目感染に当たっては、2日間で240件のPCR検査を鳥取市保健所が行った、また、勤務先を含め、行動履歴、立寄り先なども公表したことは、非常に評価できます。コロナ感染は、死に直結する場合があるわけですから、多くの人がその感染源がどこであったとか、感染者がどういう人でどういう行動をしていたかは非常に知りたい情報になります。『感染者と接触があったら・・・感染していたら・・・。』という恐怖をぬぐいたくなるのは当然の心理です。また、感染者との接点が全くなければ、安心という平穏な心理になります。未知とのウィルスとの戦いにおいては、人々がパニックにならないためには必要で大切なプロセスです。

行政が隠そうとすれば、それを躍起になって知ろうとする人が出てくるのは当然で、それがデマや誹謗中傷に繋がっていくのであると考えられます。『コロナに感染したこと』自体は、悪ではないのに、悪の様に取り扱われるのはそれこそ行政の失策の結果です。『死に直結するかもしれない感染症』と『隠ぺいしているかもしれないという怒り』が相まって、その怒りと恐怖が感染者に向けられていきます。当初から、感染者の行動履歴などを公表していれば、このような風潮も多少は減少したのではないかと思います。

誹謗中傷に関して言えば、感染者がどうして感染したか、感染後にどのように行動したかも影響します。感染したことがわかっているのに、公共交通機関を使用して山梨から東京のへ移動したという例がありましたが、このように、他人を思いやることをしないのであれば、非難されても仕方がないのではないかと思います。立証できるかどうかは別にして、『他人に感染させても、死んでも構わない。』ということであれば、刑法上、未必の殺意ということにもなりかねません。犯罪者ともいえるわけですから、多少の誹謗中傷はやむを得ません。

『自分は、感染者もしれないと思って行動するように。』と言われていましたが、コロナが撲滅するまでは、一人一人がそのように行動していく必要があります。

政府によって、『非常事態宣言が解除されたから』とか『県外への往来が許されたから』と理由をもって、どのように行動してもいいというわけではありません。

 

鳥取市3例目の感染に関して、『県外の往来へ許可が出ていたんだから、感染者は全く責任を感じなくていいです。』というような投稿を見かけましたが、それも、『違うだろ!!』と叫びたくなりました。コロナ感染が完全に終息しているわけではないのですから、感染の危機は必ずあり、人口の密集するところの方が更にリスクは高くなるということは予見できるものです。ましてや、自身が教育に携わる公務員であれば、他の人以上に注意しなければならない立場にあると考えなければなりません。『法律違反でなければ何をしてもいい』というに等しい論理です。法律は、必要最低限のものを定めたものであって、人間社会を形成していく上では、法律違反をしないということでは到底足りません。

当該感染者は、自身の行動の結果として、少なくとも、鳥取市において240名以上の方に迷惑をかけ、更に、広島や島根の方を含めると300名以上の方にコロナの恐怖を与えたという事実から免責されることはありません。

感染者を誹謗中傷してはいけないと考えますが、変に擁護するのは間違いです。感染者をSNSで晒したり中傷したりすることによって、今回の様に『公表』ができなくなることは市民にとって不利益であるので行ってはいけませんが、安易な行動によって迷惑をかける者の責任を免責する必要はないと思います。(長くなったので、続く)

2020年7月5日 #鳥取 #コロナ コロナについての独り言